幼なじみは年の差7歳


――翌日。凄く良い天気だ。


外を歩くには陽射しが強すぎる気もするけれど、私は晴れた日が好き。


雲一つない青空。

そんな空が好き。



「あれ。冬馬兄ちゃん、出掛けてるんだ」

冬馬兄ちゃんの車が無い。


仕事かな。


最近忙しそうだから、明日ご飯を作ってあげるのもいいかも。

そんなことを考え、にやける顔。


気持ちを伝えたい。

明日、私の気持ちを伝えよう。

そう考えていた。




でも私は知らなかった。

冬馬兄ちゃんに告白出来なくなるなんて、今はまだ……――。




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