幼なじみは年の差7歳
いっぱい話を聞いてくれた。
買い物にも付き合ってくれた。
泣いた私を抱き締めてくれた。
なんで……?
幼なじみ以上には見てくれなかったくせに……なんでなの……?
「美和?」
私は冬馬兄ちゃんが好きなのに。
ずっと大好きだったのに。
なんで、私じゃないの?
なんで麻実ちゃんなの……?
私、ずっと冬馬兄ちゃんのこと好きなのに……。
「ごめん」
直後、私は冬馬兄ちゃんに抱き寄せられ、そして……。
「――ッ」
唇を奪われていた。
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