消えた町
楽しかったあの日々
悲しく憎く悔しい日々
に変わったのは
あの日あるTVを家族で見ていた時から
だった・・・・・


鈴「もーお父さん!チャンネル変えないで!」
卿「すまん。すまん。」
あたしはいつも
と同じようにリビングで家族とお笑い番組を
見ていた。

「アハハ~この人超うけるんですけどッ!」お腹を押さえて笑う
お姉ちゃんを「笑いすぎ~」とみんなで言っていた
あの時だった。

「ピーン」お笑い番組の画面がいきなりニュース画面に変わった。

【今日、午後4時頃☆☆県赤凛山からゾンビ(?)と思われる集団が降りてきて
人々を襲いました。死人は120名です】

「は?」

ゾンビなんてこの世にいるわけない。
これもなにかのお笑いかと思ってた。

私たち家族はテレビから離れたところで少し笑った。

【ギャぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ】

突然ニュースキャスターが悲鳴をあげた。

恐る恐るTVの画面をみた。

そこには歯がボロボロで
髪の毛はなくって
人間ではない。そうゾンビがキャスターーの頭をひっぱっていた。
キャスターはガリッ
とお腹をかまれた。
そのあとTV画面は突然見えなくなった。


「ゾ・・・・ン・・・ビだ・・・」

兄の尚人が言った。



あたし逹の街が消えるまであと14日
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