お前だけ
「あいつと同じ気持ち味わえ」

そう言って思いっきり頭から缶コーヒーをかけた

来ていた服は先輩が好みだと言ってくれた真っ白のワンピース
黒いシミが広がっていく

涙が止まらなくて動けなくてそこに立っていた

すると「うっぜ」と言ってドアをしめた

これで先輩とは終わった

泣きながら家に帰った

電車に乗っているとジロジロ見られていたけどそんなの気にするほど余裕がなかった
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