お前だけ
直也は俺の前の席で、こっちを向いて座って話を続けた

「二股とかありえねー!
それでねこちゃんが逆ギレってまじないっしょ
女としてどうかと思うぜー」

本当はちげーんだよな
でも勝手には話せないしなー

「黒髪の時は結構人気あったからちょっと調子乗ったんじゃねー?
性格わる「ちげーよ」

あ、やべ
俺は直也の話をさえぎっていた

「えっ大心なんか知ってんの!?」
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