私達の愛の形
小学校に入ってすぐに
私は親に見放された。
食べるものはかろうじて
余り物何かを貰っていた
着るものなんて買ってもらえなかった
双子の妹の優香の着ている服は
いつもいいもので
沢山、タンスから溢れるほどあった
小学校5年生になって
食べ物もあまりもらえなくなって
家に居たくなくなった私は
夜、外をふらつくようになっていった
「お嬢ちゃん、お腹減ったのかい?
おじちゃんが好きなもの食べさせてあげるよ」
そう言われて付いて行ったのが
始まりだった