私達の愛の形


まだちゃんと篤哉の顔が


見れない。



何か…人を信じなくなったからなのかな?





それからソファに座っていたら


いつの間にか夜になってた




ガチャ



篤哉が帰ってきた


「おかえりなさい」


「これ…」



篤哉の手には紙袋が握られている



「これは?」



「着るもの

たいして洋服持ってきてないんだろ?」



「あり…ヒック…が…とぅ…」



篤哉優しすぎるよ


見ず知らずの私に


こんなに優しくしてくれて




はじめて人に優しくされた気がした
< 7 / 78 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop