私と兄の関係
今日から待ちに待った由梨が中学生になる。
由梨が中学生になったら休憩時間とか一緒に居れる。
去年は、由梨が小6で俺が中1だったからあまり一緒に居る時間が少なかった。
だから俺にとってすごい嬉しい事だ。
俺は、由梨が居る洗面所に行った。
「由ー梨」
俺は、大声で呼んだ。
「何? お兄ちゃん」
由梨が言った。
由梨は、あいからわず冷たい。
だけど、由梨が可愛いから俺は許す。
俺ってどんだけ由梨が好きなんだよ。
由梨、制服似合っていて可愛いな。
これじゃ由梨がモテる。
ヤバイな……
「冷てぇな。今日から中学生だな。これで由梨とずっと一緒に居れるな。あっ、くれぐれも彼氏とか作るなよ。男とかも話すなよ」
俺は、言った。
「うるさいな。分かってるよ」
由梨が言った。
「じゃあ、由梨。俺と学校行くぞ」
俺は、言った。
「「行って来ます」」
俺と由梨は、そう言って家から出た。
「ねぇ、お兄ちゃんて彼女作る気とかはないの?」
突然、由梨が俺に聞いた。
「作らないよ」
俺は、即答に答えた。
「じゃあさ、好きな人とかは居ないの?」
由梨が俺に聞いた。
好きな人なら今、目の前に居るよ……
由梨……お前だよ……
なんて言いたいけど、決して言ってはいけない台詞。
俺は、ギュッと手を握り締めて言った。