私と兄の関係
「お兄ちゃん、怖かったよ……」

由梨は、俺に抱きついた。

怖かったんだな……ごめんな……

俺がもうちょっと早く帰ってやればよかったな……

「由梨、ごめんな……雨がすごい降ってたし雷も鳴ってたから帰るの遅くなって……」

俺は、言った。

「ううん、いいよ」

由梨が言った。

俺と由梨は、夕飯を食べ終わって雷がまだ鳴ってて停電もしてるしする事なかったからただ部屋に居た。

寝る時もまだ雨が降っていて雷も鳴っていた。

でも、雷は浅くなってた。

ガチャッ

ドアが開いた。

「お兄ちゃん、一緒に寝てもいい? 雷、怖くて……」

由梨がもじもじしながら言った。

可愛い……

でも、由梨が近くに居たら緊張するし我慢出きるか分からない……

でも、こんな由梨を放っておけない。

由梨が怖いって言ってるし……

「ああ、いいよ……」

俺がそう言うと由梨は、俺のベットに入って来た。

由梨の髪の臭いがして俺は、居ても立っても居られない気持ちだった。

由梨は、もう寝たかな?

俺は、絶対寝れない。

だって俺の隣には、由梨が居るから。

緊張して寝れる訳ないだろ。

「お兄ちゃん、もう寝た?」

由梨、まだ起きてるんだ。

寝れる訳ないだろ。

由梨が居るのに……

それぐらい分かれよ……

「寝れる訳ないだろ。好きな人が隣に居るのに……」

俺は、つい言ってしまった。

由梨の顔を見ると驚いてた。

そりゃー、驚くよな。

でも、ちゃんと分かってるから。
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