私と兄の関係
「由梨、運動会の練習順調か? 俺の所は、順調だけど……」

お兄ちゃんが言った。

お兄ちゃんは、いつもこれだよね。

私が何かと行事あるといつも気にかけてくれる。

お兄ちゃんの優しさだよね。

前は、いちいち聞かれるのが嫌だった。

でも、今は嬉くて仕方ない。

だってお兄ちゃんが私の事、気にかけてくれてるから。

「うん、順調だよ。前よりタイムが上がったんだ。お兄ちゃんのおかげだよ。ありがとう」

私は、ニコっと笑って言った。

「別に俺は、ただタイム計ってちょっとアドバイスしただけだよ。でも、タイム上がってよかったな」

お兄ちゃんが言った。

お兄ちゃんは、きっと照れてるんだろうな……

そんなお兄ちゃんが可愛い……

「うん。でも、宇野さんにタイム負けた。0.3秒差も。私は、6.5秒で宇野さんは、6.2秒なんだ。だからすっごい悔しい。それで宇野さんと勝負する事になったんだ。だから絶対宇野さんに勝ちたいの。だからお兄ちゃんも協力してくれる?」

私は、真剣な表情で言った。

「あいからわず由梨は、負けず嫌いだなー。昔から宇野さんとは、ライバルだったしな。でも、0.3秒差で負けたら悔しいよな。うん、いいよ。そのかわりしっかりしごいてやるけど付いて来れる?」

私は、体力には自信があった。

いつも部活とかで運動してるから。

それに宇野さんに勝ちたいから。

私は、一度決めた事を最後までやり通す。

「もちろん。だからしっかりしごいてね」

私は、言った。

「おう、しっかりしごいてやる。明日、休みだし明日からな」

「うん」

私は、返事をした。

「今日は、疲れたと思うししっかり寝ろよな」

「うん。お兄ちゃんもね」

家に着いたら私は、部屋に行ってベットに寝転んだ。

本当に今日は、疲れた。

おまけに実行委員の仕事があったし……

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