私と兄の関係
こんなに私の事を考えてくれるお兄ちゃんとお母さん。

それに私の事を応援してくれる若葉。

私は、世界一幸せだなぁと思う。

皆と一緒に居れるだけで……

「さあ、食べましょう」

お母さんの言葉に皆、手を合わせてご飯を食べた。

ご飯を食べ終わったら食器を交わした。

お兄ちゃんと練習をするのは、昼ご飯を食べてから。

それまで暇だなぁ。

テレビでも見よっかな。

私は、テレビを付けようとした。

「由梨、練習は昼からするからそれまで久々にどっか行かない? 俺、暇だし。それに由梨と行きたいから。由梨がいいならな」

そんなの行くに決まってるじゃん。

私もお兄ちゃんと行きたいもん。

「うん、行くー」

私は、張り切って行った。

「よっしゃー。じゃあ、今から行こうぜ」

お兄ちゃんが行った。

ちょっと待って。
よく見ると私、今パジャマじゃん。
しかも髪もクシャクシャ。

こんな格好で行くのは、恥ずかしい……

こんな格好で行ったら隣りに居るお兄ちゃんが恥かくよね。

それにやっぱりオシャレな服で行きたい。

「今から? 無理無理。私、パジャマだし髪もクシャクシャだから。ちょっと待ってて。すぐ用意してくるから」

私がそう言うとお兄ちゃんは、「プッ。確かにパジャマのままで行くのは、恥ずかしいよな。それに髪もクシャクシャだし」と笑って言った。

お兄ちゃんのバカ。

笑うことないじゃん。

私がムスッとした表情してるとお兄ちゃんは、「嘘嘘。由梨は、どんな格好でも髪がクシャクシャでも俺に取って全部可愛いから」と言ってそっと私の頭を撫でた。

ドキッ

そんな事言われたら期待しちゃうじゃん。

お兄ちゃんは、私の事どう思ってるの?

私を好きって言ったのに私と雅人君をくっつけさそうとするし。

お兄ちゃんが考えてる事、全然分かんないよ……

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