私と兄の関係

数十分後―

「由梨、着いたぞ」

俺がそう言うと由梨は、自転車から降りた。

「えっ、バッティングセンター？　どこがいい所なの？　私、バット何か一度も振った事ないのに……」

「まぁ、やって見れば分かるから」

俺と由梨は、バッティングセンターに入った。

「じゃあ、あれしようぜ」

俺がそう言うと由梨は、「あれって？　」と言った。

「もちろん野球」

「えー、野球？　私、一度もバット振った事ないのに……」

由梨が言った。

「大丈夫。俺が見本見せてやるからしっかり見てろよ」

俺は、中に入ってお金を入れてした。

カキーン

俺は、打った。

よし、今だ。

カキーン

カキーン

俺は、次々打っていった。

俺は、２６球打ち終わると外に出た。

「お兄ちゃん、すごい」

「野球は、得意からな」

俺がそう言うと由梨は、「野球部入ればいいのに……何で剣道部に入ったの？　」と言った。

「俺は、何でも得意からな。じゃあ、次由梨の番。俺が教えるから中に入って」

「うん……」

俺と由梨は、中に入った。

由梨は、ヘルメットを被ってバットを握った。

俺は、コインを入れて由梨が持ってるバットを一緒に握った。

俺は、ドキドキした。

でも、気にせず由梨にバットの振り方を教えた。

「じゃあ、俺外出るから頑張ってな」

俺は、そう言って外に出た。

危ない……

俺、もうちょっとあそこに居たら由梨を抱きしめてたかもしれない。