私と兄の関係
由梨は、何気に悲しそうな表情だった。

やっぱ俺と来てもつまらなかったのかな?

雅人の方がよかったのかな?

そう思ったら辛くなって言った。

「由梨、もう帰ろうか」

「何で?」

由梨がそう言うと俺は、「だって由梨が悲しそうな表情してたから……」と言った。

「悲しそうな表情何かしてないよ。私、楽しいよ」

でも、確かにあれは悲しそうな表情だった。

何か言いたげそうな……

でも、俺は聞く勇気がない……

だから聞かない。

「とりにかく昼から練習するし、疲れるから帰ろう」

「うん……」

俺と由梨は、家に帰った。

あれから練習をした。

次の日―

今日は、運動会。

「由梨、健斗おはよう。今日は、運動会ね。応援しに行くから頑張ってね」

母さんが言った。

「うん、頑張るよ」

「頑張るから見てな」

俺と由梨と母さんの会話を聞いて父さんが言った。

「すまないが父さんは、行けない。でも、応援してるから頑張れよ」

「お父さん、ありがとう」

「父さん、ありがとな。父さんも頑張れよ」

俺と由梨が言った。

「「行って来ます」」

俺と由梨は、学校に行った。

「じゃあ、頑張れよ。俺も頑張るから」

「うん」

俺と由梨は、別れて教室に戻った。

「健斗、今日は運動会だな。お互い、頑張ろうな」

「おう」

俺は、言った。

皆、外に出て座った。

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