私と兄の関係
俺は、由梨のクラスに行った。
でも、由梨は居なかった・・・・・・
「若葉ちゃん、由梨知らない?」
俺は、若葉ちゃんに聞いた。
「ああ、由梨なら急いで帰ったよ。私がお兄ちゃんが来るんじゃないのって言ったんだけど、今日はいいのって帰って行ったの。ごめんね・・・・・・」
若葉ちゃんが言った。
「若葉ちゃん、ありがとう」
俺は、そう言って家へ帰った。
やっぱり由梨は、今日の事で怒ってるな。
俺と会っても口を聞かない・・・・・・
コンコン―
「由梨、ごめんって・・・・・・もうあんな事言わないから許して」
俺は、言った。
「もういいの。お兄ちゃんの言う通りだから。私、雅人君の事諦める。それでいいんでしょ?」
由梨は、言った。
俺があんな事言ったからこうなってしまったんだ。
「由梨、ごめん・・・・・・でも、本当の事なんだ・・・・・・」
俺は、言った。
「分かってるよ。雅人君は、私の事妹しか思ってないんだよね? だからもういいの・・・・・・」
由梨は、言った。
でも、その声はどこか寂しそうだった・・・・・・
「無理するなよ・・・・・・雅人だって今は彼女居るけど、いつかは由梨の事好きになるかもしれねぇぞ」
俺は、言った。
「本当?」
由梨は、言った。
「おお。由梨は、可愛いから雅人だって由梨に惚れるかもしれねぇぞ」
俺は、言った。
「本当? じゃあ、私頑張ってみようかな。お兄ちゃん、あんな事言ってごめんね・・・・・・」
由梨は、言った。
「そっか。頑張れよ」
「うん」
俺は、由梨の部屋から出た。
何、俺励ましてるんだよ?
でも、由梨には幸せになって欲しいからこれでよかったんだよな?