私と兄の関係
私は、嬉しかった……

まさかお兄ちゃんが私の事、好きだと思わなかった。

「お兄ちゃんっ」

私は、お兄ちゃんに抱きついた。

「由梨は、甘えん坊だな」

お兄ちゃんも私を抱きしめてくれた。

文化祭の日、私は雅人君に告白されて私は、勢いでお兄ちゃんに告白してやっとお兄ちゃんと結ばれた。

だからお兄ちゃんに告白してよかったと思う。

「あっ、そうだ。この事は、母さんと父さんにはバレないようにしような」

お兄ちゃんが言った。

「うん」

「でも、まさか由梨が俺の事好きだったとは思わなかったな。いつから俺の事、好きだったの? 」

お兄ちゃんが意地悪そうな表情で言った。

いつからってお兄ちゃんが私を好きって言った時からって言える訳ないじゃん。

絶対単純だと思われるもん。

「内緒」

私は、言った。

「それは、無し。俺だって言ったんだから。白状しろ、由梨」

仕方ない。

言うしかないか。

「お兄ちゃんが私に好きって言った時から」

私がそう言うとお兄ちゃんは、「由梨に好きって言ってよかったな。俺の事、意識してたんだな」と言った。

「そうだよ」

私は、言った。

お兄ちゃんは、顔を真っ赤にしていた。

ギュッ

「お兄ちゃん、どうしたの? 」

お兄ちゃんは、急に抱きしめて来た。

「由梨が可愛いから」

私は、その言葉に顔が赤くなった。

お兄ちゃんは、あいからわずシャイでストレート。

でも、私はそんなお兄ちゃんが大好き。
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