私と兄の関係
由梨side~家族~
お兄ちゃんは、意地悪だ。
せっかく雅人君とデート出来ると思って張り切ってたのにお兄ちゃんがあんな事言ったからデート出来なかった。
私が残念そうな顔してるとお兄ちゃんが言った。
「雅人なら彼女居るよ。だからあいつの事は、諦めた方がいい・・・・・・」
何でそんな事言うの?
お兄ちゃんのバカ。
そんな事ぐらい分かってるのに・・・・・・
雅人君は、私の事妹しか見てないぐらい分かってる・・・・・・
でも、そんな事言われても私は雅人君の事好きになったんだからすぐには、無理なのに・・・・・・
お兄ちゃん何か嫌い。
もう知らない。
「それぐらい知ってるよ・・・・・・お兄ちゃんの意地悪」
私は、そう言って教室に行って席に着いた。
私は、机に顔を埋めて考え事した。
確かにお兄ちゃんの言う通り雅人君を諦めた方がいいかもしれない・・・・・・
でも、一度好きになったんだからそう諦めれないのに・・・・・・
お兄ちゃんは、女の子の気持ち全然分かってない。
お兄ちゃんは、悪気があって言った訳ではないと思うんだけどしばらくお兄ちゃんとは、口聞かない。
口聞いたらまた、雅人君の事言われるの嫌だから・・・・・・
私が弱いのがいけないんだけど・・・・・・
私が雅人君の事、好きじゃなかったらこんな事聞いても何とも思わなかったんだろうな・・・・・・
でも、雅人君の事好きになった事は後悔してない。
だから少しずつ雅人君の事を忘れていこ。
そう思ってた。
キンコーンカンコーン・・・・・・
チャイムが鳴った。
私は、席を立ち上がって帰ろうとした。
「待って。由梨」
若葉が私を引き止めた。