私と兄の関係
私は、お兄ちゃんを見た。

何かお兄ちゃんもいつもよりカッコよく感じる。

恋すると本当に不思議だなぁ。

お兄ちゃんを好きになってなかったら今頃、雅人君と付き合ってたのかな?

でも、私はお兄ちゃんを好きになってよかった。

今、そう思う。

お兄ちゃんは、周りをキョロキョロ見回した。

「お兄ちゃん、どうしたの? 」

私がそう言うとお兄ちゃんは、突然キスして来た。

恥ずかしいよ……

誰かに見られてないかな?

私は、それが心配だった……

私は、唇が離れるまで待っていた。

唇が離れると今度は、抱きしめて来た。

お兄ちゃん、どうしたの?

何かいつもと違う……

今日のお兄ちゃん、大胆すぎる……

私は、そう思うと顔が真っ赤になった。

嬉しいんだけど、本当に恥ずかしい……

私もお兄ちゃんを抱きしめた。

「お兄ちゃん、どうしたの? 」

私が聞くとお兄ちゃんは、「昨日の事が夢かと思って……」と言った。

お兄ちゃんも不安だったんだ……

夢なんかじゃないよ。

だって私は、本当にお兄ちゃんの事が好きだもん。

だから安心してよ、お兄ちゃん。

それ所か私の方が不安だよ……

だってお兄ちゃんは、カッコ良いし、優しいしモテるから。

お兄ちゃんを好きな人は、きっといっぱい居る。

綺麗な人や可愛い人もいっぱい居る。

なのに何でお兄ちゃんは、私を選んだのかな?

それが疑問だった。

「夢じゃないよ、安心して。だって私は、本当にお兄ちゃんの事好きだもん」

私は、言った。

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