私と兄の関係

健斗side～冬休み～

今日は、12月22日―

クリスマスまで後、わずか。

今年は、どんなクリスマスになるかな？

今年は、由梨と2人っきりのクリスマスだからいいだろうな。

母さんと父さんは、旅行に行ったし……

早くクリスマスになればいいけどな。

去年は、虚しく男パーティだったからな。

由梨は、違う所でパーティしてたし……

それに俺の事、毛嫌いしてたから。

でも、まさか由梨が俺の事好きになってくれると思わなかったから。

そう思うと顔がニヤける。

あっ、そうだ。

由梨とクリスマスの計画、立てよっと。

コンコン―

「由梨、入るぞ」

俺は、そう言って入った。

「何？　お兄ちゃん」

由梨が言った。

「クリスマス計画立てないか？　今年は、2人っきりだし……由梨は、どっか行きたい所あるか？　」

俺は、全部由梨と2人っきりがいい。

とにかく俺は、由梨と居れるならどこでもいい。

由梨が行きたい所なら俺も行きたいし。

「1日目は、デートで2日目は、皆でパーティで3日目は、お兄ちゃんと2人っきりのパーティかな。お兄ちゃんは？　」

1日目がデートで2日目が皆でパーティで3日目が由梨と2人っきりのパーティか。

いいな。

本当は、全部2人っきりがいいけど……

「おっ、いいな。特に3日目が楽しみだな」

俺は、ニヤニヤしながら言った。

俺は、由梨と2人っきりのパーティを想像してた。

「お兄ちゃんのエッチ。今、想像してたでしょ？　お兄ちゃんと2人っきり何か怖いから全部、皆でパーティしようか？　」

えー、皆で？

そんなの嫌だ。

俺は、由梨と2人っきりがいい。