私と兄の関係
「嫌だ。由梨と2人っきりがいい」

俺がそう言うと由梨は、「プッ。ほんとお兄ちゃんは、単純。さっきの嘘に決まってるじゃん」と言った。

嘘?

俺は、真剣に考えたのに……

こうなったら由梨に罰ゲームさせるか。

「嘘付いたから罰ゲーム、ありな」

俺は、言った。

「ごめん……許して……もう嘘付かないから。ねっ? 」

嫌だ。

ちょっと由梨に意地悪しないと。

「1度嘘付いたから嘘に入るからダメ。じゃあ、罰ゲームは俺を好きって言う証拠をちょうだい」

俺がそう言うと由梨は、真剣に考えてた。

俺は、そんな由梨の姿が可愛くて仕方なかった……

「えっ、分からない……好きって言う証拠って何すればいいの? 」

由梨が言った。

「用は、簡単だよ。俺を満足させてくればいいだけだから。本当に俺の事、好きだったら分かるから」

再び、由梨は真剣に考えてた。

可愛い……

そんな姿を見ると許せちゃうし。

何か罰ゲームとかもういいって思ってしまう。

俺ってドM?

そう思う俺って自意識過剰?

でも、今回はちょっと意地張るぞ。

「期間は、クリスマスまでな。なんなら今、してもいいぞ」

俺は、意地悪そうに言った。

「それって絶対、しなきゃいけないの? 」

「しないと俺、拗ねちゃうぞ」

俺は、そう言って口を膨らませた。

「お兄ちゃん」

「ん? 」

俺は、由梨の方を見た。

由梨は、背伸びして俺にキスした。

唇は、すぐに離れた。

由梨は、すぐ顔を伏せた。

もしかして由梨、顔真っ赤とか?
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