私と兄の関係
数日後―

今日は、俺のお葬式があった。

皆、来てくれた。

雅人や陽介や若葉ちゃんや山崎先生やクラスの皆も皆、来てくれた。

そしてお葬式が始まった。

皆、泣いていた。

泣くなって……

俺まで泣けるだろ……

俺は、また泣いてしまった……

由梨が俺の中に花とプレゼントと手紙を置いて言った。

「お兄ちゃん、手紙向こうで読んでね。それとプレゼントも見てね」

由梨は、また泣いていた。

それを母さんが慰めていた。

雅人や陽介や若葉ちゃんや山崎先生やクラスの皆も俺に花を置いてくれて泣いてた。

だからもう泣くなって……

俺は、居ても立っても居られなかったか由梨がくれた手紙とプレゼントを取って去った。

俺は、空の上でまず最初に手紙を読んだ。

――――――――――――――
     お兄ちゃんへ

お兄ちゃん、メリークリスマス☆ミ
今年は、すごい楽しみ!!
だってお兄ちゃんと一緒に居れるから。
プレゼントもちゃんと買ったよ。
店の人に聞いて選んだんだ。
喜んでくれるといいな。
でも、お兄ちゃんなら何でも喜んでくれるよね。
ネックレス、付けてね。
ずっと一緒に居ようね。
約束だよ。
後、ちょっとでお正月だね。
2人で神社、行ったりしようね。
           由梨より
―――――――――――――――

俺は、手紙を読んで泣いた。

由梨……

由梨も俺と同じ事、思ってくれたんだな。

約束、守れなくてごめんな……

でも、これだけは守るから。

俺は、プレゼントを開けた。

そこには、ゴールドでイニシャルのネックレスだった。

すげぇ……これ、俺が欲しかったやつだ。

やっぱ由梨は、すげぇな。

俺の事がよく分かってるな。

由梨、ありがとな。

これだけは、毎日付けるからな。

だから由梨も毎日、付けてな。
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