私と兄の関係

俺は、食べている時に思った。

そう言えば、父さんと一緒に食べるのは久しぶりだなって。

父さんは、いつも残業ばかりであまり一緒にご飯食べれなかった。

いつも帰って来るのも遅いし・・・・・・

だからこうやって皆でご飯食べるのっていいよな。

やっぱり家族っていいな~。

「「ごちそうさま」」

俺と由梨は、同時に言った。

「やっぱ兄弟ね」

母さんが笑いながら言った。

「お兄ちゃん、学校行こっ」

「おう」

俺と由梨は、家を出て学校に行った。

学校行く途中、突然由梨が言った。

「ねぇ、お兄ちゃん。今日、帰りに一緒にゲーセン行かない? それでプリクラ撮らない? お兄ちゃんがよければね」

由梨が言った。

俺は、驚きでいっぱいだった。

由梨が俺を誘った。

初めて誘ってくれた。

俺は、それが嬉しくて仕方なかった。

「もちろん行くって。由梨から誘われるなんてすげぇ嬉しい。俺が断るわけないだろ。プリクラ、撮ろうな」

俺は、嬉しそうに言った。

「うん」

そう言ってると学校に着いた。

周りは、俺と由梨をジロジロ見てた。

「あの兄弟、どうしたんだ?」とか「めずらしく仲がいい」とか言われてた。

言いたいやつは、どんどん言え。

俺は、最高に気分良かった。

「じゃあ、お兄ちゃん。休憩時間にね。ただし、若葉と話してたら邪魔しないでね」

「分かった。じゃあーな」

俺は、そう言って教室に入って席に着いた。
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