私と兄の関係

でも、俺と陽介が似てるって？

陽介にも何かあったのか？

「似てるって？」

俺は、気になって陽介に聞いて見た。

「俺もさ、健斗と一緒で1つ下の妹が居て1年に居るんだけど俺も妹の事が好きなんだ。それで妹は、俺の事何とも思ってないから俺はいろんな女と遊び膜ってるんだけど、それでも焼いてくれなかったんだ。それで今でも妹の事がすげぇ好きなんだ。兄弟だし、叶わない恋だけどな。だから、俺と健斗は似ている」

陽介は、寂しそうな顔で笑いながら言ってた。

陽介にも俺と一緒でその妹の事が好きなんだな。

俺、悪い事聞いちゃったな。

確かに俺と陽介は、似ている。

「ごめんな･･････俺、悪い事聞いちゃったな」

俺がそう言うと陽介は、「気にするなって。もう妹の事、諦めようと思うし」と言った。

そんな簡単に諦めれるのか？

妹の事がずっと好きだったのに･･････

何とかして陽介を励ましてやりたい。

親友として･･････

「俺も頑張るから陽介も頑張れって。今は、叶わない恋かもしれないけどいつかは、その妹も陽介の事好きになるって。そう言ってくれたのは、陽介だろ？　好きなのに諦めるとか悲しいだろ？」

俺は、言った。

「そうだよな。健斗の言う通りだよな。うん、俺も頑張っていつかは妹の事振り向かせてみる。だから健斗も頑張れよ」

陽介が言った。

よかった･･････少しでも元気が出て･･････

陽介も頑張るんだし、俺も頑張らないとな。

「おう。お互い、頑張ろうなって言うか俺、もう授業始まるし戻るな」

俺がそう言うと陽介は、「えー。健斗ってまじめだな。健斗が戻るなら俺も戻ろっと」と言った。

「じゃあ、戻ろうぜ」

俺と陽介は、教室に戻った。

教室に戻ると雅人と目が合った。

「健斗、ごめんな･･････さっきは･･････健斗の気持ちを考えずに言ってしまった」

雅人が言った。

「気にするなって。もう気にしてないから。ほらっ、先生来るぞ」

俺は、言った。