私と兄の関係
「お兄ちゃん、何?」
私は、言った。
「何って? 由梨、冷たすぎ。俺は、由梨と離れるのが寂しいのに……」
お兄ちゃんは、言った。
ハアー
私は、ため息をついた。
「お兄ちゃん、友達居るんでしょ。だから友達と話してれば」
私は、言った。
「いいの。俺は、由梨との方が大事だ」
「私は、お兄ちゃんを呼んでないの。私、お兄ちゃんのクラス行きたいんだけど……」
私は、言った。
お兄ちゃんの好きな人を探すために。
「よっしゃー。じゃあ、行こうぜ」
お兄ちゃんは、私の手を引いてお兄ちゃんのクラスに行った。
2-3
ここか。
お兄ちゃんのクラス初めて行くな~。
さてお兄ちゃんの好きな人を探さなきゃ。
んー、中々居ないな~。
「由梨、どうしたか?」
お兄ちゃんが言った。
「別に」
私は、言った。
「おーい、健斗。あれ、その子は健斗の妹? 可愛いね」
お兄ちゃんの親友が言った。
「そうだよ、可愛いだろ。でも、ダメだからな。由梨は、俺のだから」
お兄ちゃんが言った。
私、お兄ちゃんのじゃないんだけど……
「残念。あっ、俺健斗の親友の真島 雅人。宜しくね。由梨ちゃん」
お兄ちゃんの親友の雅人君が言った。
結構かっこいいな~。
タイプかも……
私が雅人君をずっと見てるとお兄ちゃんが言った。