私と兄の関係
そっか。

私、いつも「行かない」って言ってたよね?

お兄ちゃん、ごめんね・・・・・・

「ごめんね・・・・・・これからは、毎年来ようね」

私がそう言うとお兄ちゃんは、喜んでた。

「由梨、泳ぐの競争しようぜ。じゃあ、最初は25mのクロールな。用意、スタート」

お兄ちゃんが言った。

えっ、クロール?

「お兄ちゃん、ちょっと待って。ゴーグル付けるから」

「ああ。5秒だけな。1・・・2・・・3・・・4・・・5」

私は、急いでゴーグルを付けた。

「じゃあ、今からスタート」

私は、お兄ちゃんと競争した。

「ハアーッ・・・・・・ハアーッ・・・・・・」

私は、息切れしてた。

やっと着いた。

結局私は、お兄ちゃんに負けた。

「由梨、弱ぇー。じゃあ、ちょっと休憩な」

お兄ちゃんが言った。

えー、まだ泳ぐの?

私、泳ぐのあまり得意じゃないのに・・・・・・

「えー、まだ泳ぐの? 私、嫌だよ」

私は、言った。

「えーじゃないの。せっかく来たからしっかり泳ぐ。そのかわり俺が何かアイスでもおごってやるから」

えっ、アイス?

私は、その言葉に目が輝いた。

私は、アイスが大好物で特にバニラが好き。

アイス食べれるなら泳いでもいい。

「仕方ないな。じゃあ、泳ぐよ。次は、何?」

「平泳ぎ25m。用意スタート」

私は、泳ぎ始めた。

平泳ぎは、得意から自信ある。

「ヤッタ」

私は、お兄ちゃんより先に着いた。

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