私と兄の関係
「由梨は、やっぱりそれが1番似合うな。すごい可愛いよ」

お兄ちゃんが言った。

よかった・・・・・・

似合うって言ってくれて・・・・・・

「お兄ちゃん、ありがとう。お母さんに晩御飯は、いらないって言ってて。じゃあ、行って来るね」

私は、そう言って家を出て神社に行った。

神社に着くと雅人君が居た。

「あっ、由梨ちゃん」

「ごめん・・・・・・待った?」

私は、言った。

実は、その言葉を1度言って見たかった。

デートっぽい気がするから。

「いや、今来た所だよ。それより、その浴衣よく似合ってるね。可愛いよ」

雅人君が言った。

雅人君に“可愛い”って言われるなんて夢見たい。

どうしよう・・・・・・嬉しすぎる・・・・・・

「ありがとう」

私は、雅人君にお礼言った。

「じゃあ、行こうか」

「うん」

私と雅人君は、屋台を回った。

それにしても人がすごい多くて歩きづらい・・・・・・浴衣だから余計に・・・・・・

痛っ・・・・・・

私は、その場にしゃがみ込んだ。

「由梨ちゃん、足痛い? 大丈夫?」

雅人君がしゃがみ込む私に心配して声をかけてくれた。

「大丈夫。ちょっと痛かっただけだから」

私は、そう言って立ち上がった。

「無理しないでね。それと浴衣だと歩きづらいから」

雅人君は、そう言って手を差し伸べてくれた。

「ありがと」

私も手を差し伸べた。

雅人君って優しいな・・・・・・

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