私と兄の関係
「お兄ちゃん、ごめんね・・・・・・」

私は、お兄ちゃんに謝った。

「いいって。由梨に“おめでとう”って言われるだけで嬉しいから。ありがとな」

お兄ちゃんが言った。

そうだ。

私、お兄ちゃんにケーキ作ってあげようかな?

まだ、ケーキ買ってないし・・・・・・

あっ、お兄ちゃんには内緒の方がいいかな?

その方が楽しみがあるし、いいよね?

あっ、ケーキの材料がない。

買いに行かなきゃ。

「お兄ちゃん、私ちょっと出かけてくるね」

「えっ、出かけるのか? だったら俺も・・・・・・」

「ごめん・・・・・・1人で行きたい所あるんだ」

「そっか・・・・・・気をつけて行けよ」

「うん。じゃあ、行って来るね」

私は、そう言ってスーパーへ行った。

ケーキは、生クリームとスポンジと飾りつけも居るよね?

後、お兄ちゃんは、ショートケーキが好きだからいちごも買わなきゃ。

よしっ、これでいいかな?

あっ、忘れてた。

後は、ケーキの上に載せるチョコも買わなきゃ。

よしっ、これで完璧。

私は、会計を済まして外に出た。

帰ったら急いで作らなきゃ。

でも、お兄ちゃん居るしな・・・・・・

そうだ。

雅人君にお兄ちゃん誘って貰ってどっか行ってもらおう。

私は、雅人君にかけた。

『もしもし。由梨ちゃん?』

「うん。急にごめんね・・・・・・あのね、お兄ちゃんに内緒でケーキ作ろうと思って・・・・・・それでお兄ちゃんを誘ってどっか一緒に行ってくれないかな?」

『ああ、いいよ。俺もちょうど暇だったし。じゃあ、健斗をボーリングでも誘おうかな?』

「ありがとう。本当にごめんね・・・・・・」

『いいよ。じゃあ、ケーキうまく出来るといいね』

「うん。じゃあ、宜しくね」

私は、そう言って切った。
< 61 / 240 >

この作品をシェア

pagetop