私と兄の関係
「なぁ、そろそろ来るんじゃねぇ?」

お兄ちゃんが言った。

ピンポーン……

インタンホーンが鳴った。

「はい」

私は、ドアを開けた。

「こんにちわ。健斗の親友の陽田陽介です。後、俺の妹の葵。宜しく」

「初めまして。葵です。宜しくね」

うわっ、2人も美形。

絶対モテるだろうな。

「あっ、こちらこそ初めまして。お兄ちゃんの妹の由梨です。わざわざ来てくださってありがとうございます。じゃあ、入って下さい」

私は、言った。

「「おじゃましまーす」」

2人は、そう言って入った。

「おお、健斗。誕生日、おめでとう。こっちは、俺の妹の葵」

「おお、陽介。ありがとな。葵ちゃんか。可愛い名前だな。俺の妹の由梨と仲良くしてやってな」

お兄ちゃんが言った。

「うん」

葵ちゃんが言った。

「じゃあ、始めるか」

「じゃあ、まずはプレゼントタイム。まずは、俺から。はい、これ」

陽介君は、お兄ちゃんに渡した。

「何だ、これ?」

お兄ちゃんは、開けて見て言った。

「健斗が好きそうだから買った。これ、言っとくけど高かったんだからな。机の上でも飾っといて」

陽介君が買ったのは、オタクが好きそうなメイドを着たフィギュアだった。

確かにお兄ちゃんが好きそうだ。

「ああ、ありがとな……机の上でも飾っとくよ」

お兄ちゃんが言った。

あれっ、あまり嬉しそうじゃない?

こう言うのあんまり好きじゃないのかな?

「じゃあ、次俺。はいっ、これ。由梨ちゃんと一緒に選んだんだ」

雅人君がお兄ちゃんに渡した。

お兄ちゃんは、それを受け取って開けて見た。
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