私と兄の関係

目が覚めるともう夕方だった。

あれっ、私いつの間に寝てたんだろう？

あっ、そっか。

疲れて寝てたんだ。

「由梨、ご飯よー。降りて来なさい」

お母さんが１階から私を呼ぶ。

私は、下に降りて椅子に腰掛けた。

「じゃあ、食べましょう」

私の所は、必ず皆揃ってご飯を食べるのが当たり前。

もちろん１人で食べるのは、寂しいから家族で食べるのは、いいなぁって思う。

家族って感じがするから。

私は、ご飯を食べ終えたから食器を交わした。

「ねぇ、お兄ちゃん。お兄ちゃんは、もう宿題終わってる？」

椅子に腰掛けてテレビを見ているお兄ちゃんに聞いて見た。

「ああ、終わってるよ。もしかして由梨は、まだ終わってないのか？」

やっぱり終わってるんだ。

いいな～、お兄ちゃんは。って自業自得か。

私も早く宿題終わらせてゆっくりしたいよー。

部活ばかりであまりゆっくり出来ないし……

まぁ、部活は楽しいからいいけど。

でも、たまには家族揃ってどっか行きたいな～。

私が小学校の時は、まだ行ってたけど中学入って家族でどこにも行ってないしな～。

私とお兄ちゃんは、部活もやってるし、テス勉とかもあるから。

あっ、そうだ。

明日、確か私とお兄ちゃん部活休みだしお母さんに聞いて見よ。

「ねぇ、お母さん」

「あっ、そうだ。由梨と健斗に話したい事があったんだわ。あのね、３日間お父さんとお母さんで結婚記念日として旅行に行って来ようと思うの。たまには、お母さんとお父さんも２人で旅行行きたいし、だから２人で３日間だけ家事してもらえないかしら？　お願い」

お母さんが手を合わして言った。

えっ、２人で旅行？

そう言えば、お母さんとお父さんの結婚記念日は明日だった。

でも、お兄ちゃんと２人っきりは気まずい……

でも、せっかくの結婚記念日だし旅行に行かせてあげた方がいいよね？

お母さんとお父さんだってたまには、息抜きしたいよね？

だから私は、我慢しなきゃ。