私と兄の関係
お兄ちゃん、遅いなぁ……

もう夜だった。

「キャー」

外を見ると雨がザーザー降って雷が鳴っていた。

お兄ちゃん、大丈夫かな?

心配……

お兄ちゃんにかけて見よっと。

えっ、嘘……

停電?

暗くて何も見えない……

怖いよ……

早く帰って来て……お兄ちゃん……

バタバタ

「由梨、大丈夫か?」

お兄ちゃんがズブ濡れになって帰って来た。

「お兄ちゃん、怖かったよ……」

私は、お兄ちゃんに抱きついた。

「ごめんな……雨が降ったりしてなかなか帰れなくて……」

お兄ちゃんは、優しく私の頭を撫でてくれた。

「じゃあ、もう寝ようか」

「うん……」

まだ、雷が鳴っていた。

やっぱり怖いよ……

「お兄ちゃん、一緒に寝てくれる?」

私は、お兄ちゃんの部屋に行った。

「えっ……?」

「1人で寝るの怖くて……」

私は、言った。

「ああ……いいよ」

私とお兄ちゃんは、一緒に寝た。

正直言ってお兄ちゃんと一緒に寝るのは、初めて。

だから緊張する……

考えてみたら私、結構大胆な事したな~。

でも、怖いもん。

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