私と兄の関係
「由梨、おはよう」

お兄ちゃんが言った。

「おはよう……」

きっと今まで通りにしてくれてるんだよね。

でも、何か寂しい……

何だろう……この気持ち……

「じゃあ、俺部活行くな。由梨は、午後からだよな。頑張れよ」

「うん。お兄ちゃんも頑張って」

「おお。じゃあ、行って来るな」

お兄ちゃんは、そう言って家を出て行った。

午後、部活があっても私は昨日の事ばかり考えていて集中出来なかった。

「由梨、ただいま。楽しかったわ~。はい、これお土産。あれ、健斗は?」

お母さんとお父さんが帰って来た。

「うん、おかえりー。ありがとね。お兄ちゃんは、部屋に居るよ」

私は、お土産を受け取った。

「そっか。じゃあ、お土産渡してて」

「うん……」

私は、お兄ちゃんの部屋に入った。

「お兄ちゃん、これお母さんとお父さんからのお土産」

私は、お兄ちゃんにお土産を渡した。

「おう、ありがとう」

お兄ちゃんは、それを受け取った。

あっ……手が……

お兄ちゃんと手が当たった。

前は、こんなのあっても何とも思わなかったのに今はドキドキする。

バッ

私は、すぐに交わした。

「じゃあーね」

「ちょっ……」

私は、急いで部屋から出て行った。

何で手が当たっただけなのにこんなにドキドキするの?

私、どうしたの?

あれからお兄ちゃんとは、こんな感じで1週間経った。

あれから部活や宿題の毎日だった。

明日からは、新学期。



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