【完】最強の男に寵愛された姫
「姫華は俺のだ。」





陽翔さんが玲くんに向かって言った。





「陽翔さん、違うでしょ?」





「違わねぇよ・・・」





少しだけ陽翔さんの瞳が揺らいだ。





「そろそろ攻めてくるぜ。」





慎がそう言った直ぐに外が騒がしくなった。





「来たか」





どうしたらいいの?





この意味の分からない事態を・・どうすれば正しいの?





「姫華を返せ」





玲くんが私たちの方に近づいてくる。





「それよりいいのか?ヤられるぜ?向こうの方が力はなくても人数は半端ねぇぜ?」





「俺らが負けるわけねぇだろ。」





玲くんが口角を上げて笑った。





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