【完】最強の男に寵愛された姫
私もそれにつられて慎さんの元に向かった。





病室には入らず外で見ていた。





たくさんの管で繋がれた慎さんの顔色はとても青白かった。





右手を妹さんに握られていてその後ろで陽翔さんが顔を手で覆っていた。





玲くんは私の手を引く。





私はそれを踏ん張って慎さんを眺めていた。





「姫華」





玲くんは私を米俵のように担いだ。





「離してよ」





通路を出た広いソファがたくさんある場所の一番奥に連れていかれる。





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