【完】最強の男に寵愛された姫
「お前だけを愛してる・・・俺にはお前が必要なんだ。・・・不安なら言えばいい。」





「・・・ぅん、」





ギュッと抱きしめて腕の中に閉じ込めるとすすり泣く声が響く。





背中を撫でては姫華に言った。





「好きだ」





姫華嬉しそうに笑った。





幸せだねって言いながら・・・





今なら分かる。





誠二が夏と付き合いはじめて『幸せ過ぎて怖い』って言っていた意味が。





まさに俺も今そうだから。





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