【完】最強の男に寵愛された姫
「姫華、大丈夫か?」





「え?」





私は勢いよく顔をあげた。





でも、目の前にいる人はあまりにも人間離れした容姿で、私の知り合いにはこんな人はいない。





私の中で一人だけ頭を過ったが、その人は黒髪そして私の好きな人、それに何より不良じゃない。





「これ着てろ。」





そう言って自分のブレザーを私にかける。





この高校って・・・ここら辺で有名の・・・不良高校じゃない・・・?





「あ、ありがとうございます。」





「行くぞ。」





どこに・・・?





もしかして・・・私売られるの?!





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