【完】最強の男に寵愛された姫
ま、そんなことはどうでもいいんだけど・・・





「玲くんは極道なの?」





「ああ」





さも当たり前かのように玲くんは返事をした。




「じゃ、私は極妻だ・・・」





カッコイイな〜





「そんなあまいもんじゃねぇぞ!」





「えっ?」





いつになく真剣の理人





「極道は残酷な世界なのよ」





夏もどこか遠くを見て呟く。





「兄の俺も賛成はしたくねぇな」





少し悲しい瞳をするお兄ちゃん





「純粋な姫華ちゃんが汚れるなんて・・・」




どこでウルウルきてんだよ・・・誠二さん





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