【完】最強の男に寵愛された姫
「お前の兄貴は柊、両親は海外で仕事中・・・他にも情報知ってるけど言おうか?」





妖艶に笑う男を見てこの人は不良だけど不良じゃないと思った。





「あの・・・本当に玲くんですよね?」





「あぁ。」





嘘っ?!好きなのバレちゃった!?





「えっーと・・・私が好きなのは・・・黒髪の玲くんであって金髪の玲くんじゃありませんのでさっきのは・・・なかったことに」





目の前の金髪の玲くんに苦し紛れの言い訳を言ってみる。





「なかったことになんて、出来ねぇーな・・・だって同一人物だし。」





口角を上げて私の頬を親指で撫でる。





< 28 / 366 >

この作品をシェア

pagetop