【完】最強の男に寵愛された姫
「姫華!!」





理人が姫華を驚いた声で呼んだ。





俺の足は自然に止まり、姫華が入ってくるのを、待っていた。





ここで、聞くつもりだったんだ。





この女が、姫華に何て言ったのか。





これが、間違いだったのかもしれない。





理人の視線の先に姫華がいるのは分かっていた。





あの驚きようでここに一番来て欲しくない人物は姫華しかいないから。





でも、どんな思いでここに来たなんて俺には予想も出来なかった。





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