【完】最強の男に寵愛された姫
番外編2 ヤンキー・不良が苦手な理由。
私が中学1年生の頃、よくチャラチャラした男の人に話しかけられた。
「可愛い子ちゃん?あーそぼ?」
フラフラとこちらに近づきながらニヤニヤと笑う男の人が本当に気持ち悪くていつも泣きそうになってたことを覚えている。
傍にはバイクがあったり、カラフルな髪型にいくつものピアスがあいていた。
ひとりの時もあれば、数人で騒いでる日もあった。
でも、話しかけてくる人はいつも同じでストーカーなんじゃないかと思うくらいいつも私が行く先々にいた。
これ以上エスカレートしたらどうしようと言うよりもお父さんやお母さん、お兄ちゃんに迷惑や心配はかけたくなかった。
だから、ずっと黙っていた。