【完】最強の男に寵愛された姫
『俺は黒髪だし、玲みたいにピアスいっぱいしてねぇよ。ちゃんとウィッグしてピアスも全部はずしてくれよ?』





『あー、すればいいんだろすれば。』





『サンキュ』





俺は黒髪のウィッグにピアスを全部はずした。





『お邪魔します。』





俺のそんな声は誰もを魅了する美貌をもつ女の声によってかき消された。





『お兄ちゃ~ん♪』





綺麗な透き通った声だった。





俺はその顔に仕草に声に全てに心臓が震えた。





『姫華』





柊も俺たちには見せない優しい顔をして声もいつもみたいに低くはなかった。





< 47 / 366 >

この作品をシェア

pagetop