【完】最強の男に寵愛された姫
だけど、いつかは知らないといけない世界でもある。





この世界は綺麗なことだけで成り立ってはいないことを・・・





兄が暴走族の副総長をしているのなら尚更だ。





兄が暴走族なだけで家族は狙われる。





柊は必死になって姫華の存在を隠そうとしていたが、そろそろ限界だろう。





なら、俺が染めてやろう。





闇の色ではなく、俺色に・・・





他の男に染められるよりこの世界へ染めたほうがいい。




そう考えた。




だけど、その純粋な目を見ると苦しくなる。





暴走族が何なのかもあやふやな姫華を見ると・・・苦しくて堪らない。










< 50 / 366 >

この作品をシェア

pagetop