【完】最強の男に寵愛された姫
「ヤンキー・不良、嫌いなんだろ?」





「そうだね・・・大嫌い。でも、玲くんは好きだよ・・・優しいもん♪」





姫華が大嫌いと言った時の声は俺の中でドシリと重く心にのしかかった。





あまりにも辛そうで涙声の姫華の声がそうさせた。





それに比べて好きと言った声は俺の心を奪った。





女にドキドキするなんて初めてだった俺はあまりの破壊力に動揺を隠せなかった。





「あまりそう言うこと言うんじゃねぇ・・・」





俺が姫華を引き寄せながらそう言うと姫華がビクッと跳ねた。





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