空色
屋上でお弁当食べるって久しぶりかも
今日はいい天気だしなんかラッキーな気分
「あっ、そうだ私ね久しぶりにあの事思い出したの」
「あの事って?」
「私達が最初に出会った時のこと」
「あぁー、そういやあの時もこんないい天気だったよな」
「覚えてたんだ!その事を思い出してたらボーッとしてて怒られたんだよ」
「そっか、てっきり悩み事かと思ったし」
「違うよー。」
いちよう悩み事はしてたけどね。
「てか、懐かしいな」
「そおだね…最初はぎこちなくて全然慣れなかったけど今は仲の良い友達だもんね」
「そおだなぁ、優奈好きな人とかいないの?」
私はドキッとした
なんで今頃聞くんだろ
「えっ、なんで急に?」
「いや何となく?優奈けっこう人気だし」
「そんな事ないよ、好きな人かぁ…いるかな?」
「マジで!?誰!!」
「それは教えなーい」
「はぁ、俺は言ったじゃん!」
「これだけは言えないの…いつか言えたら言うね!」
「なんだよそれ、俺には何でも言うって言っただろ?」
「ごめんって」
これだけはムリだよ…
言えるわけないじゃん好きな人が和人って