空色
やっぱり裕一君は優しいや…
裕一君の行くままに着いて行ったら誰もいない空き部屋まで来た
「裕一君ごめんね」
「大丈夫だよ、あんな顔されたら助けるしかないじゃん」
笑顔でそう言ってくれた
「裕一君は優しいね…なんであんな事なってたとか聞かないの?」
「聞かないよ、話たくないでしょ?」
「うーん」
「話たくなったら話て!いつでも聞くから」
「ありがとね…」
「まぁ、だいたい予想は付くけどね」
クスっと笑って言った
「だからムリしたらダメって言ったんだよ」
「うん…ごめんなさい」
「傷付くのは優奈ちゃんなんだから」
「でもそれを承知で和人の隣にいるんだからちょっとぐらい傷付いてもいいの」
裕一君は切ない顔をしていた
「そんな顔しないで?私は大丈夫だから」
「なんかあったら俺のとこに来なよ!
俺の胸で泣いていいから」
「ははっ、ありがとう」
「優奈ちゃんは笑顔が一番!」
泣いてたらダメだ!
色んな人に迷惑かけてる…
「裕一君のおかげで元気出た!
ありがとう」
「いえいえ、俺がいつでも相談乗るから!」
「ありがとう、じゃあまたね」
「またなっ」
私は笑顔でいるんだ
そうしたらみんな心配しないでしょ?
和人にもあんな顔見せたくない
私はちょっとぐらい我慢できる!
私は今日自分そうに言い聞かせた