空色
今日最後の授業は理科だった
理科の席は美春と離れていて逆に裕一君と近くなる
「もう元気になった?」
「うん!全然元気!」
「よかった、よかった」
笑顔で言ってるつもりでも本当は全然笑えてない、でも笑顔でいるって決めたんだ。
あっという間に授業が終わり私は美春と
教室に戻った
「今日は部活だから私はもう行くね」
「今日部活なんだ!大変だね」
「ちゃんと和人君と仲直りするんだよ」
「わかってる!」
「いつもの2人を明日見れるように楽しみにしてるから」
「任しといて!」
「その勢いなら大丈夫だね、じゃあねー」
「また明日」
笑いながら手を振っていたら見たかった大好きな彼の姿が見えた
「和人…」
和人はニカっと笑いドアのとこに立っていた
「優奈ー、帰ろうぜ」
「うん!」
いつもの和人でよかった…
私は少しホッとした