空色


駅に着いて和人は誰かを探してるように
うろうろしていた

「どうしたの?」

「いや、なんでもない」

「ふーん…」

「昨日実咲ちゃんとどうだったの?」

「えっ、うーん別に普通に話してメアド交換してあのまま帰ったよ」

「そおだったんだ、でもよかったじゃんメアド交換できて」

私はちょっと安心した

「まぁね、でも前よりかは仲良くなれたからよかった」

「これから頑張りなよ」

「はーい」


本当は頑張ってなんかほしくない
このまま諦めてほしい…
だけどそんな事望んじゃだめ
これは和人のためなんだから!


後ろから誰かが声を掛けてきた
いつもなら裕一君なんだけど今日はなんか違う…

「お、おはよう和人君」

振り返るとそこには実咲ちゃんがいた…




< 29 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop