空色
駅に着いて和人は誰かを探してるように
うろうろしていた
「どうしたの?」
「いや、なんでもない」
「ふーん…」
「昨日実咲ちゃんとどうだったの?」
「えっ、うーん別に普通に話してメアド交換してあのまま帰ったよ」
「そおだったんだ、でもよかったじゃんメアド交換できて」
私はちょっと安心した
「まぁね、でも前よりかは仲良くなれたからよかった」
「これから頑張りなよ」
「はーい」
本当は頑張ってなんかほしくない
このまま諦めてほしい…
だけどそんな事望んじゃだめ
これは和人のためなんだから!
後ろから誰かが声を掛けてきた
いつもなら裕一君なんだけど今日はなんか違う…
「お、おはよう和人君」
振り返るとそこには実咲ちゃんがいた…