空色
私はビックリして声が出なかった
「お、おはようっ実咲ちゃん!」
実咲ちゃんは照れながら和人を見ていた
そしてその目線を私に向けた
「えっと、柏木さんでしたよね?」
「あっ、うん優奈でいいよ」
「いやいや、そんなこんな私は呼べません」
実咲ちゃんは下を向いて恥ずかしそうに
私はそんな行動がとっても可愛く思えた
「じゃあさ、優奈ちゃんでもいいから呼んでお願いっ!」
「は、はい…優奈ちゃん」
「可愛いーー!実咲ちゃん可愛いね」
「そんな事ないです!」
和人が好きになるのも分かるかも…
よりによって私と真逆の女の子らいし
子だし
私には望み無しだな…
「実咲ちゃんどうしたの?」
「いや、和人君がいたから話し掛けてみようかなって思って…」
「そうだったんだ!ありがとう」
「よかったねー、和人」
和人は照れながら頭をかいてた