空色
裕一side



俺は駅に着きいつもの2人を見つけた
優奈ちゃんと和人だ。


声を掛けようとしたら実咲ちゃんが声を掛けに行ってた

「おっと、お邪魔かな?」


でも、優奈ちゃんが心配で後ろで様子をうかがってた


さっきまで笑顔だった実咲ちゃんの顔がくもっていった…
すると急に泣き出しそうな顔になり
逃げるように走り去って行く

「やっぱり…」


「お前は実咲ちゃんと居とけ、優奈ちゃんは俺に任せろ」

俺はそう和人に行って優奈ちゃんを追いかけた
和人には優奈ちゃん任せられねぇわ


優奈ちゃんに追いつくと泣き崩れる彼女がた…。


その姿を見て俺は勝手に優奈ちゃんを抱きしめていたのだ


泣きながら彼女は自分の事じゃなく
俺の事を考えてくれて必死に笑ってくれた


そんな顔見たらよけい離せなくなる…


でも優奈ちゃんは俺に精一杯のまんべんの笑みを見せた


そして又走り去って行く…


人に迷惑掛けてもいいのに
俺が助けるのに

俺は拳を握りしめた


でもそんな彼女に俺は惹かれたんだ
それは高校入ってすぐの事…



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