空色
窓の外を見ると和人がゴールを決めて
喜んでいたとこだった
「ふふっ」
あの眩しい笑顔…
これをどんだけ見てこれたか
幸せ者だったんだなぁ。
和人は私が見ている事に気づき
手を振った
私は両手を上げて振り替えした
「ゴール決まったね!」
と大声で言うと和人は
二カっと笑いぶいさいんをしてきた
それが面白くてそれにカッコ良くて…
私もぶいさいんを返した
そしたら和人が
「もうちょっとしたら帰るからー!
教室で待っとけよー」
と叫んできた
「わかったー!
待ってるから早く来てねー!」
「おうっ!」
他の部活にも聞こえるようなおっきい
声を出していた
これでまた勘違いされるんだろうな…
まぁ、いっか
その時実咲ちゃんが後ろで私の事を
見てるのも知らずにいた…