空色
はぁーー…戻ろっかな


私は教室に着くとすぐに帰りの用意
をした


廊下を歩いていると和人君が向こうから走ってきた


「あれ、実咲ちゃん今帰り?」

「そおだよ
和人君は部活お疲れ様」

「ありがとう!今まで何してたの?」

「えっ、ちょっと用事があったからさ」

「そおだったんだ!」

「うん…和人君はどこに行くの?」

知ってるけど聞いてしまったバカな自分

「あぁ、優奈を迎えに行くとこ」

二カっと笑って言う和人君

「そおなんだ…
早く行った方がいいんじゃない?」

「そおだな、じゃあまた明日ー!」

「また明日」

手を振りながら去っていく
本当は優奈ちゃんのとこになんていってほしくないのに…


私って本当バカだよ…


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