空色


そんな事考えていると和人がじーっと
見てきてる 

「なに?」

「べつにー」

「えっ、気になるじゃん!」

「和人は優奈ちゃんが可愛いから見て
たんだよなー」

「違うから!優奈の顔なんて見飽きてるよ」

「じゃあなんで私の顔見てたの?」

和人は私に近づいて耳に囁いた

「さっき裕一の事意識してただろ」

私はビックリした
まさかバレてたなんて

「ははっ、顔真っ赤だし」

「ち、違うから!」

「なになに?優奈ちゃんに何言ったの?」

「別にー」

そうゆうとクスクス笑い出した

顔が赤くなったのは和人が耳に囁いて
きたからなのに…でもそんな事も言えず

「もう、私先に行ってるから!」

そう言って学校に向かって走った


「優奈ちゃん!」

裕一君が叫んでるなか和人は切ない
顔をしていたなんて知らなかった



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